初めて貸事務所を借りる方にとっては、何に気を付けて物件を探せば良いのかわからない方も多いのではないでしょうか。
住居用の賃貸物件を借りる際と異なる点も多くあるので、事前にその違いを理解することが大切です。
そこで今回は、貸事務所を選ぶときの注意点を2つお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
貸事務所を選ぶときの注意点①予算
貸事務所を借りるときは、住宅を借りるときよりも多額の初期費用がかかるので、予算の組み方がひとつの注意点です。
主に発生する費用としては、前払いの賃料・共益費・保証金・保証会社への保証料・仲介手数料・火災保険料などが挙げられます。
例として毎月の家賃と共益費の合計が15万円、保証金6か月、面積10坪の貸事務所を借りる場合、約140万円の初期費用が発生します。
そのほかに、初めてオフィスを借りる場合は、デスクや椅子などの家具・パソコン・固定電話などの購入費用も予算に入れておく必要があるでしょう。
これらの費用を支払ったあとにいくら手元に残るのか、事業を継続できるのかどうかを慎重に判断することが大切です。
実際に借りたい物件が決まったら、入居前の審査において決算書や事業計画書の提出が求められます。
エリアや内装を重視し過ぎ、事業の規模よりも高めの家賃設定となっている貸事務所に申し込みを入れても、審査に落ちてしまう可能性があります。
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貸事務所を選ぶときの注意点②広さ
どれくらいの広さの貸事務所を借りれば良いのかは、働く人数によって異なります。
入居時には少ない人数であっても、新しく従業員を採用する予定がある場合は、その人数分も見据えて広さを決定することをおすすめします。
事務所の移転には手間と費用がかかるため、できるだけ契約期間内に移転がないように計画するのが良いでしょう。
適切な広さを算出するためには、従業員1人あたり6㎡、ミーティングスペースについては10㎡がひとつの目安となります。
たとえば、従業員5人が働ける広さとミーティングスペースを確保したい場合は、約40㎡の事務所が適切であると言えます。
狭過ぎると労働環境が悪くなり、広過ぎるとその広さに対する賃料が無駄になってしまうため、適切な広さの貸事務所を借りることが重要です。
適切な広さの物件でも、内見の際に「意外とスペースが余りそう」と感じることもあるでしょう。
しかし、デスクやプリンターなどのOA機器を設置すると思ったより狭くなるケースも多いため、前述の目安を参考にすることをおすすめします。
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まとめ
今回は、貸事務所を選ぶときの注意点を2点お伝えしました。
初期費用も高額となるので、従業員1人あたり6㎡、ミーティングスペース10㎡を目安に適切な広さを把握して、無駄な経費が発生しないようにしましょう。
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