賃貸物件に入居する際には、家賃のほかに敷金や礼金、前家賃、仲介手数料などの初期費用だけではなく、引っ越し費用もかかるなど出費が多くなりがちです。
この記事では、初期費用の相場や安く抑える方法などを説明するので、賃貸物件の契約を考えている方はお役立てください。
賃貸物件に係る高すぎる初期費用の相場
初期費用は、一般的に家賃の4~6か月分程が相場とされており、家賃が7万円の物件の場合には30万円を超えるケースが多く、高すぎると感じる方もいることでしょう。
内訳は、退去するときの清掃費用などのために預けておく敷金として1~2か月分のほか、部屋を貸してくれる貸主にお礼として支払う礼金も1~2か月分が見込まれます。
前もって家賃が必要になるケースや、仲介手数料として半月分から1か月分とともに、火災保険料に1万5,000円ほど、鍵の交換費用に1万7,000円ほどがかかるでしょう。
このほか、家賃保証料として3~6割、オプションで除菌や消臭を依頼すると2万円ほどがかかるケースもあります。
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賃貸物件に係る高すぎる初期費用を安く抑える方法
初期費用を安く抑えるため、まず不動産会社へ支払う仲介手数料を見極めることが大切になり、なかには仲介手数料が無料の会社もあります。
また、不動産会社からオプションとして除菌や消臭を勧められても必要がなければ断ることもでき、不動産会社よりも割安な別の会社を探す方法もあるでしょう。
空室状態が続いているような物件の場合は、貸主としては借りてくれる方を待っている状態なので、礼金などを安く抑えてもらえるよう交渉する方法も考えられます。
また、賃貸物件のなかには分割払いできる場合もあるので、クレジットカードでの支払いに対応してもらえると一時的な出費を抑えられるでしょう。
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高すぎる初期費用を安く抑えられる賃貸物件
不動産会社によっては、仲介手数料を1か月分以下に設定していることや、キャッシュバックなどのキャンペーン中の場合もあるなど、不動産会社選びがポイントになります。
物件のなかには、敷金や礼金を不要としているものもあり、とくに礼金は、始めから貸主が求めていないケースも少なくありません。
また、入居後の一定期間にわたって家賃が無料になるフリーレントを採用している賃貸物件もあります。
この場合は無料期間が1〜3か月程度と設定されているので、とても有効な選択肢となります。
近年は、敷金と礼金の支払いを必要としないゼロゼロ物件が増えていますが、これには注意が必要です。
たとえば、何らかの理由で賃料を滞納した場合、貸主は敷金がない代わりに違約金名目で金銭を請求してくるなど、滞納者に対する厳しい対応を設けているケースも多いようです。
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まとめ
賃貸物件に必要となる初期費用について、安く抑える方法をご説明しましたが、デメリットも発生するので注意しなければなりません。
初期費用が高すぎると感じている方は、この記事も参考にして不動産会社に相談してみましょう。
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